当山では毎年２月１５日・１６日・１７日の３日間星祭りの祈願を行っております。

星祭りとは
星を見て運命や吉凶を占うことは古来より行われています。有名な12星座を用いた占いの起源は約２０００年前のギリシャにあり、世界各地には古くから様々な占星術が存在しています。

現代の日本においては多くの占星術が取り入れられていますが、その中の一つに真言密教秘伝の「密教占星術」があります。これは弘法大師様が中国の唐に渡った際に持ち帰られた古代インドの占星術をもとに真言密教の教えと共に研鑽（けんさん）された占星術です。

密教占星術では、人は生涯変わることのない守り星と1年ごとに移り変わる運命の星を持っており、
それらにより運命が左右されているといわれます。特に後者の年ごとに替わる星がその一年の吉凶を表すものであり、
私たちの生活に大きな影響を与えます。具体的に個人がその年どんな星であるのかを調べるものが寺院などにある
「黒星」や「白星」などが書かれている生まれ年で見る厄年表です。一般的には、その年「黒星」に当たる人が厄年といわれ
、けがや病気などの厄災に注意が必要といわれています。この黒星の運命から厄災を取り除き、無事に1年を過ごせるように行うのが毎年2月に全国の寺院で行われる星まつりや星供養（ほしくよう）という行事なのです。星まつりでは、多くのお供え物をささげ、自身の守り星や天体の星をはじめとする様々な運命をつかさどる星々を真言密教秘法によりご供養し、黒星の方は白星に、白星の方はより良き年になるよう祈願をいたします。

　法多山の星まつりは、境内の大師堂において弘法大師様や星まつりに関わる仏様をお祀りし、そこに１００種類のお供え物をささげ、おごそかにお勤めをし、ご参拝皆さまが１年間良き年となるように祈願いたします。

≪法多山　星まつり≫

開催日　：　2月15日（火）、16日（水）、17日（木）の3日間。

時間　：　9時、１０時、１１時、１２時、13時、１４時

　　　※その他詳細につきましては、法多山ホームページや電話にてお問い合わせください。